
~信州おもてなし大賞について~
地域において、長期的な視野をもって、おもてなしの向上に真摯に取り組む企業・団体、個人の皆さまの光り輝く活動を表彰します。
短期的ではなく、長期的、永続的な取り組みをされている方々のご応募や推薦をお願いします。
「おもてなし大賞」の選考対象となる活動とは・・・
(1)「誰が」・・・・・信州の企業・団体または個人が
(2)「誰に」・・・・・観光旅行者や顧客に限らず、社員同士や地域の方に
(3)「何を」・・・・・相手の状況、気持ちを配慮して行う活動
信州ならではの“おもてなし”
私たちが、他の誰かに接する際の「ふるまい(振る舞い)」と「よそおい(装い)」。
そして、その人を迎え入れるステージとしての「しつらい(設い)」。
この3つの要素を、相手の気持ちになって行うこと、または準備し整えること。それを“おもてなし”といいます。


- ■信州おもてなし大賞(知事表彰):若干名
- ■特 別 奨 励 賞(知事表彰):若干名
- ■奨 励 賞 :若干名
- 選考委員
- 人とホスピタリティ研究所代表 高野 登
- 九州国際大学現代ビジネス学部教授 福島 規子
- (一社)軽井沢観光協会事務局次長 新宅 弘惠
- 料理研究家 横山タカ子
- 長野県教育委員会教育次長 三輪 晋一
- (一社)長野県観光機構専務理事 野池 明登
- 長野県観光部長 中村 正人

1.表彰の対象
観光事業者に限らず、第6回おもてなし大賞の受賞団体にあるように、学校、病院、企業など、あらゆる業種の企業・団体・グループ、個人(※注)が対象となります。幅広い分野からの自薦、推薦をお願いします。
(※注)長野県内を拠点とし活動する企業・団体・グループ、または個人とします。
2.応募方法
所定の応募用紙(「企業・団体等」用と、「個人」用の2種類あります)に必要事項を記入の上、以下の送付先(県観光誘客課)に郵送またはメールにてご提出ください。
【送付先】
【応募用紙ダウンロード】
◆応募は、自薦・他薦のいずれも可能ですが、他薦の場合は推薦する旨、相手方の承諾を必ず得てください。
◆必要に応じて、各選考段階において、訪問調査やヒアリングを行います。
【記入上の注意】
おもてなしの取組みを記入する際には、次の事項が分かるように記載してください。
(1)おもてなしの取組みを行うにあたって大切にしていること
- ・来訪者に予想外の感動を与えるような、一人ひとりの立場に立った「おもてなし」について
- ・信州暮らしの魅力、楽しさを来訪者に伝える「おもてなし」について
(2)おもてなしの具体的な取組み
- ・来訪者だけでなく、地域住民の暮らしやすさや幸せの増大につながる「おもてなし」について
- ・「おもてなし」の取組みについて組織や地域内で理解されているか
- ・今後の継続性、展望について
3.お問い合わせ
4.主催



令和元年10月31日(木) |
募集期限 |
令和元年11月 |
第1次選考:書類審査・ヒアリング等 |
令和2年2月上旬 |
第2次選考:選考委員会 |
令和2年3月下旬 |
受賞者の発表及び表彰 |

3月下旬、信州キャンペーン実行委員会の総会にて、各賞の受賞者の発表及び表彰式を行う予定です。

・信州おもてなし大賞(知事表彰)2団体
・特別奨励賞(知事表彰)1団体
・奨励賞(信州キャンペーン実行委員会長表彰)1名・2団体
(順不同)
【大賞】
NPO法人アルプス善意通訳協会(松本市)
26年間外国人観光客に松本城同行ガイド、商店向け英会話集の作成
1992年の発足以来松本城で無料ガイドツアーを実践している。ほぼ毎日松本城内の待機所で待機し、英語以外の多言語ガイド(仏・西・中・伊)対応もできる。常に外国人観光客に喜んでいただける案内を考え、お互いに会話を楽しむことができるような案内を心掛けている。松本城の見どころだけでなく、当時の文化や松本市の歴史等も紹介、また市内の見どころを案内することで、松本市内の周遊観光の促進にもつなげている。
商店街事業者と外国人観光客との会話を想定した英語の会話集を作成、研修講師も務める。外国人観光客が安心して買い物や食事を楽しむことができ、松本が「また来たい街、知り合いに勧めたい街」になるよう、おもてなしを広めている。
長野SGGクラブ梵鐘の会(長野市)
善光寺や周辺地域で20年続く外国語ボランティアガイド
1998年に開催された長野冬季オリンピック・パラリンピック時に、外国人対応のボランティアガイド団体として活動をスタート。年々増加する外国人観光客に対し、善光寺や日本の文化・伝統・歴史を広く世界に紹介したいという思いと、おもてなしの心を大切にしながら、善光寺とその周辺(松代、小布施、戸隠等)で外国語ボランティアガイドをしている。外国人観光客に分かりやすいように、地図や写真、時には小道具を使いながら、エンターテイメント的なガイドを心がけ、異文化の人たちとの出会いや交流を楽しみながら活動している。
近隣の高校・大学・団体などからのガイド実習の依頼や、カルチャー教室の講座を担当するなど地域住民の活動にも貢献している。
【特別奨励賞】
- ■野県阿智高校地域政策コース観光エリア3年生(阿智村)

- 地元観光局と連携したユニバーサルツーリズム
阿智高校は、将来、地域社会で活躍できる人材を育成するため、2014年に地域政策コースを創設、観光エリアの生徒は地元の阿智昼神観光局と連携し観光プラン造成などに取り組んできたが、2018年度に阿智村が「ユニバーサルツーリズム」の取組を本格的にスタートしたことに併せて、旅行者の受入に必要な「事前調査」と「情報提供」に取り組んだ。誰もが安心安全に参加できる旅を提供するために、どこにどういうバリアがあるのか、何が必要かを、相手の気持ちや目線で考え、正しい情報を提供することを心掛けた。昼神温泉郷内のバリア調査のみならず、災害時の避難を想定した実験を行うなど、今後の村観光施策の一助となるレポートも作成した。誰もが楽しめる地域を目指して、その第一歩を踏み出す重要な取組を高校生が担っている。
【奨励賞】
- ■大川直男(飯綱町)

- 地域を巻き込んだボランティア活動
地域を巻き込んだ被災地支援ボランティア活動として、2014年から毎年自社敷地にて、「春だわっしょい!みんな浮かれろ春祭り」を開催している。2018年には九州豪雨災害復興支援として実施し、ボランティアスタッフ約70人、来場者約1,200人が集まった。「みんなの楽しいを誰かの為に!に変換!」をスローガンに、開催する側も来場者も楽しんで、大勢のスタッフと楽しくコミュニケーションしながら、外部の手に頼らず自分たちの力で手作りのお祭りを作り上げている。長年、北部高校の文化祭支援を通じて生徒との交流を続け、「田舎でも楽しく自分のやりたい事を実現しながら生きていける、地元で頑張ることがカッコイイ事なんだ!」と先輩講話で生徒達に、またSNS等を通じて約6.5万人に伝えている。
- ■諏訪五蔵(諏訪市)

- 甲州街道沿いの酒蔵5蔵合同で取り組む「諏訪五蔵めぐり」
街道500メートルの間に5軒の酒蔵が立ち並ぶ立地を活かし、地域住民との共生、また信州の日本酒をもっと身近に楽しんでもらいたいという思いから、2013年11月「諏訪五蔵めぐり」をスタート。お客様との交流を大切にし、日本酒の魅力を知ってファンになっていただけるような取組を心掛けると共に、地域の方々の理解があるからこそという感謝の気持ちをもって取組んでいる。多言語パンフレット作成等外国人観光客への対応もでき、来場者は年々増え続け、着実に地域のにぎわい創出につながっている。地域の方々にとってもお客様をもてなす手段の一つとして「諏訪五蔵めぐり」を紹介できると喜ばれている。
- ■ユニバーサル・サポートすわ(茅野市)

- 高齢者、障がい者等を外出先で支援する人的サポート組織
「高齢や障がいを理由に、旅や外出を諦めてしまっている方々に、いつでも!いつまでも!安心に・快適に旅を楽しんでいただきたい」そんな想いをもつ医療・介護・福祉のプロが、“旅”に必要な知識や技術を修得し、「地域トラベルサポーター」として活動。現在諏訪地域の70名が登録し活動している。旅行時の温泉入浴介助や観光地同行支援等の他、冠婚葬祭の付添い介助、音楽鑑賞・お散歩や談話・ビジネスサポート・各種イベントの同行支援等、障がいのあるなしに関わらず「やりたいこと」ができるよう幅広く支援している。地域に暮らす者だからこその生きた情報やネットワークをおもてなしの心をもって提供することをモットーとしている。