おもてなしマイスター

野口 清香のぐち さやか

☆就業している分野

観光業(軽井沢観光協会)

☆信州おもてなしマイスターとして自分が目指しているおもてなし

 私は観光案内所を管理する仕事をしています。通常は観光名所のご案内をしていますが、それ以外に具合が悪くなった方、トイレの介助が必要な方、授乳する場所を探している方、迷子や落とし物で困っている方、パソコンで仕事がしたい方、苦情を聞いてほしいという方、また近隣の方などがいらっしゃり、なんでも屋としての役割もあります。来館された方がどのようなご要望があるのか見極めながら、積極的に声をかけたり、そっと見守ったりとそれぞれの方に適切なおもてなしができるよう試行錯誤しております。
 私が目指すおもてなしは大前提としてそれを提供する側が幸せでないとならないという考えがあります。なぜなら自分が大切にされていないと感じている人が、他人を大切に扱うことは難しいと思うからです。心の通ったおもてなしが自然に出てくるような環境を整えて、職員の皆様と協力しながら今後も努力していきいと考えております。

☆実施したおもてなしの事例

 私のいる案内所には有料トイレがあり、ご利用の際に100円を頂いております。ただ、観光地でもトイレを有料にするというのはかなり先進的な考え方であり、お客様の中にはトイレにお金がかかることに気分を悪くされて、苦言を呈する方もいらっしゃいます。私はこの職場に来て以来、せっかく観光を楽しんでいらっしゃるお客様がこのことで気分を害されて思い出があせてしまうことを残念に思っていました。さらにこのトイレを快適に保つために非常な努力をしている職員がそういった言葉を毎日のように浴びて表情が硬くなり、やる気を削がれているという現状にも頭を悩ませておりました。そこで、なぜ有料なのかがわかる説明書きを作成し、近隣の無料公衆トイレの地図を町の各所に貼りだしました。そのおかげか苦情の件数は少なくなり、納得の上利用して頂く方も増えました。また、「きれいなトイレでした。ありがとう。」などのお言葉をかけて頂くことも多くなり、一層の励みになっております。明るい表情で毎回丁寧にご案内し、もっとこうしたらお客様が喜ぶのではないかと生き生きと働いている職員の皆様を見ていると、とても幸せな気持ちになります。