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平成28年3月17日に『信州おもてなし大賞』の表彰式が行われました。

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  • 信州おもてなし大賞(知事賞):2団体
  • 奨励賞:2名、2団体

大賞

飯田市立飯田東中学校(飯田市)

りんご並木の管理、市街地の美化活動、美しい街並みの保持

 取組みのきっかけは、昭和22年、飯田市が大火に遭い、街の復興を願ってりんごの木を植えたことから。昭和28年から始まり、今年で62年目。
 学友会(生徒会)が中心となり、りんご並木の管理をはじめ、市街地の美化活動を継続的に行い、美しい街並みの保持に努めている。生徒数はだんだんと減っているが、全校263名の生徒たちが、農家やアドバイザーの方々、市の並木公園課などの協力を得ながら伝統を守り続けている。りんご並木の管理によって、部活動やクラス活動にしわ寄せが出ることもあるが、とにかく並木が大事。半世紀以上にわたって続けてきた「りんご並木」の管理をはじめとする市街地の美化活動は、自分たちの手で美しい街をつくろうという精神に根ざしている。この精神は、市民全体の目標となり、来訪する人々を気持ちよく迎え入れるまちづくりに大きく寄与している。
飯田市立飯田東中学校(飯田市)

おぶせオープンガーデン(小布施町)

住民主体の花によるまちづくりで来訪者をおもてなし

 まちを愛する住民主体の花によるまちづくり、これが小布施のオープンガーデンである。
 各家庭では、まちの景観づくりの取組みに合わせ、日常生活に花を取り入れた豊かな生活空間を形成。町民は花づくり、庭づくりを楽しみ、「外はみんなのもの、内は自分のもの」という考えのもと、丹精込めてつくった個人の庭を一般に公開し、四季折々の花を小布施を訪れたお客様に楽しんでもらっている。時には、庭に咲いている花などについてお客様と庭のオーナーが会話を楽しむなど、人と人との交流を大切にしている。
 キーワードは「オープン」。花を通じた人との交流とそこで暮らす人たちの生活文化の向上。自分が「住んでいて気持ちのいい町」、それが「人が来て気持ちいい町」になる。
おぶせオープンガーデン(小布施町)

(五十音順)

奨励賞

■木藤 昭二氏(長野市)
木藤 昭二氏(長野市)
20年前から取組み続けている「読み聞かせ」ボランティア
 今から20年前、あいさつなどコミュニケーションに乏しい子どもたちを目の当たりにして将来に危機感を抱き、長野市立南部小学校で「読み聞かせ」のボランティアを母親たちと始めた木藤氏。子どもたちの年齢に合わせ、小学校低学年には絵本や物語、高学年には郷土愛を育んでもらいたいため民話を、中学生には「命の大切さ」を伝えようと、新聞記事などを題材にして行っている。
 読み聞かせを行うことで、とにかく自分自身が楽しむ。それが子どもにも伝わる。そして長く続けられる。子どもと対話することをライフワークとしている。また、周囲の協力なくしては、この活動は続けられていない。家族、父兄、学校の先生、地域の協力を集めて続けてきた活動である。


■熊谷 美夫氏(飯田市)
熊谷 美夫氏(飯田市)
7年間毎朝欠かさずあいさつ運動
 7年前、熊谷さんのお孫さんが飯田市立松尾小学校に入学した際、地域の子どもたちがあいさつできないと気づき、いろいろ周りに訴えるよりもまず自分が実践し、行動を起こしてみようと思い立ち、あいさつ運動を始めた。
 雨の日も雪の日も、毎朝7時15分から小学校の校門に立ち、子どもたちにあいさつや声掛けを行う。
 今やあいさつ運動は定着しているが、はじめは不審者と思われるのを避けるため、手作りで「あいさつ運動」と書かれた札を作成し、首から下げるなどの工夫をして実践。子どもたちは、熊谷さんに学び、自分から地域の皆さんにあいさつをしていこうという姿が定着してきた。


■諏訪を元気にする飲食店の会(諏訪市)
諏訪を元気にする飲食店の会(諏訪市)
若手が中心となり、地域に人と元気を呼び込もうと団結
 諏訪の小さな飲食店が地域住民や観光に訪れた方々に諏訪の良いところを伝え、地元の活性化と元気を与えることを第一に行動しようと立ち上げた有志の会。
 会では各店舗が趣向を凝らした料理にドリンクを加えてワンコイン(500円)で提供する「そと呑み~(バル)」や地元野菜や地酒等の物販ブースを設け、住民に楽しんでもらう「並木deマルシェ」などのイベントを計画。
 若手の意見を尊重することで、若手が取組みの中心を担うようになり、ネットなどで発信を盛んに行い、イベントなど事業展開が早くなった。たび重なる話し合いや取組みの実践を通じて「地域の活性化」という目標が明確となり、自分の店のことばかりでなく、皆が同じ方向を向いて進めることができるようになった。


■善光寺びんずる市(長野市)
善光寺びんずる市(長野市)
お客さん、出展者、運営者の皆が楽しむ「手づくり市」で善光寺の門前周辺の賑わいを創出
 賑わっていた街をよみがえらせたい、地域を盛り上げていくにはまずは住んでいる自分たちが楽しむことが第一歩と考えた。地元商店主らが地域の伝統行事に積極的に参画し、発信していこうと取組みを始めたとき、びんずる尊者像の300歳を記念して何かをはじめようという話が舞い込み、「市」を善光寺境内で行うことに。フリーマーケットではなく、手づくりにこだわっている。手づくり品の良さを出展者がお客さんに直接伝え、毎月交流している。運営の中心となっているのは西之門町青年部で、地元の学生らがボランティアとして協力。お客さん、出展者、運営者、皆が楽しむことを大事にし、当たり前のように昔からそこにあったような存在感の「市」を目指しており、その賑わいがいよいよ門前周辺へとひろがりはじめた。

(五十音順)

受賞された皆さま、おめでとうございました。

長野県は“日本一のおもてなし県”を目指し、さらに「ずく出し!知恵出し!おもてなし」プロジェクトを推進していきます。