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第2回『信州おもてなし大賞』が決定!

平成27年2月14日に『信州おもてなし大賞』の表彰式が行われました。

表彰式の写真

  • おもてなし大賞(知事賞):2人
  • 奨励賞:3団体

大賞

C.W.ニコル氏

自然に親しみ、ふれあうおもてなしの実践

 豊かな自然や美しい景観を守り続けることこそが、信州のおもてなしの原点であることを、ニコルさんは自らの息の長い取り組みを通じて、私たち長野県民に教えてくれています。
 ニコル氏は信濃町に来て34年。本来の里山機能を復活させ、健康的な森にするために、放置された信濃町の里山30haを手入れしてきた。ニコル氏の思いは「小さくても一生懸命やっていると意味のあることになる。」というもの。県土の約8割を占める森林を守ることがいかに重要か、全国に発信している。また、自ら手入れを施した森に、お招きした方々がくつろぎ、楽しみながら自然への理解を高めていただけるよう「森と人とを繋ぐ」フィールドワークを実施している。心身に障害や傷を持った子どもたちも招いており、参加者からは「明るく前向きになった」「満たされた」「子どもの晴れやかな表情をみることができてうれしかった」などの感想が寄せられている。

 さらに、東日本大震災の被災地の方々200人以上を森に招待するとともに、東北に出向き、子どもたちに「森は甦る」ということを一生懸命伝えている。そして、現在、東松島市と連携し、公立の森の学校づくりも行っている。

 信州の「森」を通じ、訪れた全ての人に感動と癒しを提供する、息の長い取組みはまさに「おもてなし」の本質に迫るものである。

C.W.ニコル氏

タイラー リンチ氏

国内外に信州の魅力を積極的に発信

 タイラー氏は、今から9年前、戸倉上山田温泉にある旅館の後を継ぐため、同旅館の娘である妻と共にアメリカから日本に移り、若旦那として働いている。

 各部屋のお茶請けは、タイラー氏の母のレシピによる手作りクッキー。そこに信州らしさが出せるようにそば粉を入れるなどして工夫を凝らすなど、長野県の良いところを生かし、アメリカ的な所も取り入れている。

 またタイラー氏は、「地域の良さ」を、「外からの目線」で発見し、地域の人々と一緒にそれらに磨きをかける取組みをしている。例えば、戸倉上山田温泉の街を歩いてもらいたいという思いから、まち歩きのためのマップを作成して発信。外国から来訪したお客様のために、英語、中国語版等も作成。また、「長野県の良さ」を知って欲しい思いから、長野県のトップ100の体験を紹介する英語のアプリとホームページ「ユニーク長野」を長野県旅館ホテル組合会青年部で中心となって作成。また、長野県公式外国語ホームページにおいては、公式ブロガーとして情報発信に力を注いでいる。

 タイラー氏は、自らの旅館のみでなく、戸倉上山田温泉を、そして長野県の良さを積極的に国内外に向けて発信している。

タイラー リンチ氏

(順不同)

奨励賞

■株式会社遠藤酒造場
[地元須坂の町の活性化を図る]
 4月の「花もだんごも蔵開き」は2014年で8回目、9月の「秋も須坂で蔵開き」は3回目。日本酒をはじめ地元の食の魅力を発信する、大人も子供も笑顔があふれる楽しいイベントを開催。

 ここまでくるためには、参加企業と何度も打合せを行ったり、地域住民の声を聞きながら、さまざまな課題を克服してきた。例えば、イベント後の掃除を徹底し、大量に発生するゴミを処理したり、駅からのシャトルバスを運行し、会場近隣への路上駐車の迷惑がかからないようにするなどの取組みは、来場者に楽しんでもらうためだけでなく、「地元の理解や協力を得るためには、自ら汗をかく」というおもてなし理念からくるものである。

 こうした取組みにより「蔵開き」は、地元の企業24社が参画し、県内外から35,000人もの来場者が訪れるビッグイベントに成長し、民間主導で須坂の魅力の向上、地元の活性化に貢献している。


■東洋観光事業株式会社
 ホテルブエナビスタ
[松本にお越しになるお客様をホスピタリティマインドをもってお迎えする取組み]
 ホテルブエナビスタでは、会社の宝である従業員を笑顔にし、幸せな気持ちを抱いてもらうための取組みを行っている。従業員満足度を上げることにより、顧客満足度を上げていく。そして、松本にお越しになる市外・県外の皆さまをホスピタリティマインドをもってお迎えすることにより、松本がおもてなしの街であることを発信している。

 総支配人自らの経験を生かしたホスピタリティ講習を実施。また、ホテル内、縦横無尽にコミュニケーションがとれる職場づくりを目指している。管理職が自分とは違うセクションの部下に対して、その頑張りを讃えてカードを送る制度、管理職も一般職も、上司も部下も関係なく誰に対してでも、その頑張りを讃えてカードを送る制度を実施。こうした制度により、相手の良いところを「褒める力」、相手をよく見て良いところに「気づく力」が養われ、従業員同士で共有して次の接遇に生かしていく力がついている。

 スタッフがホスピタリティの本質をしっかりと理解した上で、松本に来訪されるお客様の満足度を向上させる努力をしている。


■ボランティアバスガイド
 ばんび〜ゆ
[鹿教湯温泉PRを地道に続けるボランティアバスガイド]
 ばんび~ゆは、鹿教湯温泉にお越しのお客様に、少しでも旅を楽しんで頂きたい、そんな思いから2005年に結成されたボランティアバスガイド。

 メンバーは4人で、毎週交代で土曜日14時半、上田駅発平井寺経由鹿教湯温泉行きの路線バスに着物姿で乗車し、車内で温かいおしぼり、四季折々のオリジナル記念乗車券をお配りしている。また、信州の食を味わってほしいという思いからリンゴや野沢菜漬けなどの試食も提供しながら鹿教湯温泉到着までの45分の間、鹿教湯温泉はもちろんのこと、上田の名所、文化、食等についての案内をし、バスの旅を楽しんで頂いている。その中で、メンバーが大切にしている事は、お客様の思いを感じ取りながら接すること。下車をされる際に頂く「ありがとう。楽しかった」のお言葉を励みに、旅の想い出づくりのお手伝いに取組んでいる。

(順不同)

受賞されたみなさん、おめでとうございました。

長野県が“日本一のおもてなし県”に少しでも近づけるように、これからも「ずく出し!知恵出し!おもてなしプロジェクト」を推進していきます。